一般診療

消化器科

主な症状 : 嘔吐をする、下痢をする、食欲がない

中には「なんとなく元気がない」などといったあいまいな症状の場合もあります。

消化器科診療の一部をご紹介します。
【 胃腸炎 】
最も多い消化器疾患が急性胃腸炎です。寄生虫やウイルスの感染による場合や、ストレスや食事の変更、気温の変化によって起こる場合があります。
症状としては嘔吐、下痢、食欲低下などを起こします。
よだれを垂らす、嘔吐を何度も繰り返す、黄色い胃液や血液が混ざった胃液を吐くといった激しい症状になることが多いです。
軟便や水溶性の便など下痢を伴う場合も多く、粘液が混ざったり、血液が混ざることもあります。
超音波検査や糞便検査で胃腸の状態や感染症の有無を検査します。
ほとんどの胃腸炎では吐き気どめや下痢止め、整腸剤などの治療で数日以内に改善します。
寄生虫感染が原因の場合は駆虫薬の投与、アレルギーが原因の場合は免疫抑制剤やアレルゲンを除去した食事の変更をすることがあります。

【 膵炎 】
脂肪を分解する酵素をつくる膵臓に炎症が起こる病気です。
脂肪の多い食事や、肥満、誤食による食中毒、年齢、ストレスなどが原因で発症する可能性ががあります。症状としては嘔吐、食欲低下、腹痛、下痢などを起こします。
強い急性膵炎が起こった場合や重症化すると、強い腹痛や呼吸困難、急激に状態が悪化して命にかかわることもある怖い病気です。特に膵炎は強い腹痛を伴うため、散歩に行きたがらない、動かない、鳴き叫ぶ、お腹が張る、触れたり抱っこすると嫌がるなどの様子が現れることがます。
猫では慢性化した膵炎が多く、「吐きやすくなった」「なんとなく食欲がない」などの症状が長い期間続くことがあります。
血液検査、超音波検査、レントゲン検査などを合わせて診断を行います。
治療としては症状にもよりますが、入院管理にて点滴や抗生剤、抗炎症薬の投与などの積極的な治療が必要になることが多いです。

【 腸閉塞 】
何らかの原因により腸がふさがっている状態のことを腸閉塞といいます。
ボールなどのおもちゃ、衣類、ビニール、ひも、大きい種などの食べ物として消化できない異物が原因になることが最も多いです。他にも、腸炎などで腸の動きが異常になったときなどに、腸の一部が隣接する腸の中に入り込む腸重積や、腫瘍などが原因になることもあります。症状としては嘔吐を頻繁にする、食欲低下、元気低下などがあります。急に頻回に吐き始めた場合には要注意です。
超音波検査やレントゲン検査で腸閉塞所見を確認することで診断します。異物が腸に詰まった場合には開腹手術で腸切開を行い、異物を摘出します。
詰まってから時間が経ってしまうと腸の一部が壊死をする場合があり、腸を一部切除しなければならないこともあります。

【 胆嚢粘液嚢腫(たんのうねんえきのうしゅ)】
「胆嚢」とは肝臓に包まれた位置にある、肝臓で作られた消化に携わる「胆汁」を溜めておく袋状の臓器です。
胆嚢粘液嚢腫という病気は胆嚢の中にゼリー状になった物質が溜まってしまうものです。このゼリー状の粘液物質が溜まることで胆汁の排出がうまくいかなくなると「黄疸」がおこったり症状が進行して胆嚢が破裂し、「腹膜炎」を起こして命に関わることもあります。
炎症がある場合には腹痛や嘔吐がおこったりもしますが、軽度の場合には特に症状を示さないため健康診断等で偶然発見されるケースも多く見られます。
軽度の場合には内科療法と食事療法で管理できる場合もありますが、徐々に進行してくる可能性もあるため、定期的な検査による経過観察が必要です。

一般診療

  1. 消化器科

    消化器科

    主な症状 : 嘔吐をする、下痢をする、食欲がない 中には「なんとなく元気がない」などといったあいまいな症状の場合もあります。

  2. 循環器科

    循環器科

    主な症状 :咳をする、疲れやすい、呼吸がはやい *当院では月に2回、循環器科の専門医による診察を行っております。 予約制になりますので、受診を希望される方はご連絡ください。

  3. 皮膚科

    皮膚科

    主な症状 :毛が抜けてしまう、痒がる仕草が多くなる、皮膚が脂ぎってしまう、発疹が出る 皮膚が人よりも薄くて繊細なので、皮膚のトラブルがとても多いです。

  4. 眼科

    眼科

    主な症状 :涙や目ヤニが多い、白目が赤い、瞼の腫れ、目の痒み 目の異常は突然起きることが多いです。

  5. 腫瘍科

    腫瘍科

    主な症状 :皮膚のしこり、ただれ、痛み、元気・食欲の低下 良性のため無治療で様子を見る場合もあれば、悪性腫瘍ですぐに治療が必要な場合もあります。

  6. Vets Club

    「ベッツクラブ」は、当院に来院されているワンチャン・ネコちゃんに対する予防医療の充実と、 加齢による老齢疾患の早期発見・治療をするための制度です。

  7. 犬の避妊手術

    犬の避妊手術

    避妊手術を行うことで、女性ホルモンを分泌する卵巣がなくなるため発情がなくなり、妊娠や女性ホルモンが関係して起こる病気や行動を抑えられます。

  8. 猫の避妊手術

    猫の避妊手術

    避妊手術をすることで望まない妊娠を防ぎ、発情期のトラブルもなくすことができます。

  9. 犬の去勢手術

    犬の去勢手術

    オスの生殖器に関連する病気は高齢で起こるものが多いですが、去勢手術によりこれらの病気の予防効果が期待できます。

  10. 猫の去勢手術

    猫の去勢手術

    去勢手術を行うことで、望まない出産を予防できるだけでなく、攻撃性が緩和され問題行動が少なくなります。

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