一般診療
循環器科
主な症状 :咳をする、疲れやすい、呼吸がはやい
当院では月に2回、循環器科の専門医による診察を行っております。
予約制になりますので、受診を希望される方はご連絡ください。
循環器科診療の一部をご紹介します。
【 僧帽弁閉鎖不全症 】
老齢の小型犬に最も多くみられる心臓病です。
心臓内は4つの部屋に分かれており、効率よく血液を全身に運ぶために部屋と部屋の間には逆流防止弁が存在します。その弁の一つである僧帽弁が加齢により変形し、うまく閉じなくなる(閉鎖不全)ことにより心臓内で血液の逆流が起こる疾患です。逆流により少しずつ心臓に負担がかかり、心不全に移行する進行性の疾患です。
症状としては疲れやすくなる、咳が出る、心不全に移行すると呼吸がはやい、息苦しいなどが見られます。聴診で心雑音が聞こえることで気がつくことが多い疾患です。
レントゲン検査や超音波検査、血圧検査などで診断し重症度を評価します。
【 肥大型心筋症 】
猫で見られる代表的な心臓疾患で、遺伝性があります。
心臓の筋肉が肥大することで心臓の部屋がうまく広がることができず、心臓に負担がかかります。
重症度はさまざまで、生涯無症状の場合もあれば、心不全に移行する場合や血栓症を起こす場合もあります。
症状としては心不全に移行すると呼吸がはやい、息苦しいなどが見られます。レントゲン検査や超音波検査で心筋の厚さや心臓への負担を計測して診断します。
【 肺動脈弁狭窄症 】
肺動脈弁とは右心室から肺へと向かう通り道に存在する弁のことです。この弁が狭くなったり、うまく開かなくなるのが肺動脈弁狭窄症です。
心臓から肺へと向かう血流が阻害されるため、肺の血流が足りなくなります。
全身に水が貯まるようになり、腹水や浮腫(むくみ)が生じます。また、ふらつきや失神を呈する場合もあります。
病気の進行にもよりますが、運動制限が必要となる場合もあります。
【 肺水腫 】
僧帽弁閉鎖不全症や肥大型心筋症が進行し心不全に移行すると、肺に水が溜まってうまく酸素を取り込めなくなる肺水腫を発症します。
頑張って呼吸をしても水中で溺れているのと同じような状態になり、とても呼吸が辛い状態です。治療が遅れると亡くなる可能性も高い疾患です。
レントゲン検査や超音波検査で肺、心臓の状態を評価して診断します。
利尿剤などで治療を行い、症状によっては酸素室での入院が必要になる場合もあります。
一般診療
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消化器科
主な症状 : 嘔吐をする、下痢をする、食欲がない 中には「なんとなく元気がない」などといったあいまいな症状の場合もあります。
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循環器科
主な症状 :咳をする、疲れやすい、呼吸がはやい *当院では月に2回、循環器科の専門医による診察を行っております。 予約制になりますので、受診を希望される方はご連絡ください。
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皮膚科
主な症状 :毛が抜けてしまう、痒がる仕草が多くなる、皮膚が脂ぎってしまう、発疹が出る 皮膚が人よりも薄くて繊細なので、皮膚のトラブルがとても多いです。
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眼科
主な症状 :涙や目ヤニが多い、白目が赤い、瞼の腫れ、目の痒み 目の異常は突然起きることが多いです。
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腫瘍科
主な症状 :皮膚のしこり、ただれ、痛み、元気・食欲の低下 良性のため無治療で様子を見る場合もあれば、悪性腫瘍ですぐに治療が必要な場合もあります。
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Vets Club
「ベッツクラブ」は、当院に来院されているワンチャン・ネコちゃんに対する予防医療の充実と、加齢による老齢疾患の早期発見・治療をするための制度です。
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犬の避妊手術
避妊手術を行うことで、女性ホルモンを分泌する卵巣がなくなるため発情がなくなり、妊娠や女性ホルモンが関係して起こる病気や行動を抑えられます。
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猫の避妊手術
避妊手術をすることで望まない妊娠を防ぎ、発情期のトラブルもなくすことができます。
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犬の去勢手術
オスの生殖器に関連する病気は高齢で起こるものが多いですが、去勢手術によりこれらの病気の予防効果が期待できます。
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猫の去勢手術
去勢手術を行うことで、望まない出産を予防できるだけでなく、攻撃性が緩和され問題行動が少なくなります。