一般診療

腫瘍科

主な症状 :皮膚のしこり、ただれ、痛み、元気・食欲の低下

良性のため無治療で様子を見る場合もあれば、悪性腫瘍ですぐに治療が必要な場合もあります。
※当院では、腫瘍の種類によっては二次病院をご紹介させていただく場合もございます。

腫瘍科診療の一部をご紹介します。
【 皮脂腺腫(イボ)】
皮脂腺腫は、黄白色で脱毛したドーム状や乳頭状のしこりで、大きさは多くが1㎝以下です。
皮膚に脂を分泌する腺(皮脂腺)の細胞が異常に増殖することでできる腫瘍です。老齢犬でみられることが多いのも特徴です。
皮脂腺腫は良性腫瘍ですが、ごくまれに悪性腫瘍に分類される皮脂腺上皮腫や皮脂腺癌の可能性があります。

【 脂肪腫 】
皮膚の下にできるやわらかい脂肪のかたまりです。良性の腫瘍で、8歳以上の老齢犬でみられることが多いです。
ゆっくりと進行し、数年かけて徐々に大きくなることが多いですが、
まれに悪性腫瘍である脂肪肉腫の可能性があり、その場合には局所に広がることがあるため、急速に大きくなる場合は注意が必要です。

【 肥満細胞腫 】
肥満細胞という免疫に関与する細胞が増殖してできたしこりで、悪性腫瘍(がん)に分類されます。
中高齢での発生が多いですが、若齢で見られることもあります。また腫瘍の見た目は様々で、外観だけで判断することは困難です。
例えば脱毛して赤いドーム状になっているものや、表面が出血したもの、脱毛せず皮膚の下にあるやわらかいものなどです。
大きくなったり小さくなったりを繰り返す場合、肥満細胞腫の可能性が高くなり、嘔吐や食欲不振、下痢などの全身症状を引き起こすこともあります。

【 乳腺腫瘍】乳腺は脇の下から足の付け根まで左右5個ずつあり、片方あるいは両方の乳腺に同時にしこりを見つけることも多くあります。
また良性腫瘍と悪性腫瘍が混在することも多く、小さい腫瘍でも悪性の乳腺癌であるケースも少なくありません。
見た目での判断が難しいため、外科切除を行い病理検査をする必要があります。
未避妊の女の子に多い腫瘍で、性ホルモンが関与していると考えられます。
お腹を触っていて、皮膚の下にしこりがあることに気づき、来院される例が多い腫瘍なので、ご家庭で早期発見が可能な腫瘍の一つです。

【 リンパ腫 】
犬のリンパ腫の発生率は、血液・リンパ系のがんの中では最も多いです。また、悪性度の高いものと低いものがあり、その発生率は悪性のものが9割とされています。
顎の下、肩、膝の後ろにあるリンパ節が腫れることで気づくこともありますが、
何となく元気がない、食欲がない、吐く・下痢をするといった症状で気づくこともあります。

*猫のリンパ腫は、リンパ節だけではなくさまざまな部位に発生します。腸、腎臓、皮膚、鼻腔、脳などのリンパ節以外の臓器で発生し、さまざまな症状を起こします。
下痢、嘔吐、食欲不振、くしゃみ、鼻出血などの症状に対して一般的な治療を行ってもなかなか改善が認められない時に、リンパ腫の存在を疑うことが多いです。

一般診療

  1. 消化器科

    消化器科

    主な症状 : 嘔吐をする、下痢をする、食欲がない 中には「なんとなく元気がない」などといったあいまいな症状の場合もあります。

  2. 循環器科

    循環器科

    主な症状 :咳をする、疲れやすい、呼吸がはやい *当院では月に2回、循環器科の専門医による診察を行っております。 予約制になりますので、受診を希望される方はご連絡ください。

  3. 皮膚科

    皮膚科

    主な症状 :毛が抜けてしまう、痒がる仕草が多くなる、皮膚が脂ぎってしまう、発疹が出る 皮膚が人よりも薄くて繊細なので、皮膚のトラブルがとても多いです。

  4. 眼科

    眼科

    主な症状 :涙や目ヤニが多い、白目が赤い、瞼の腫れ、目の痒み 目の異常は突然起きることが多いです。

  5. 腫瘍科

    腫瘍科

    主な症状 :皮膚のしこり、ただれ、痛み、元気・食欲の低下 良性のため無治療で様子を見る場合もあれば、悪性腫瘍ですぐに治療が必要な場合もあります。

  6. Vets Club

    「ベッツクラブ」は、当院に来院されているワンチャン・ネコちゃんに対する予防医療の充実と、 加齢による老齢疾患の早期発見・治療をするための制度です。

  7. 犬の避妊手術

    犬の避妊手術

    避妊手術を行うことで、女性ホルモンを分泌する卵巣がなくなるため発情がなくなり、妊娠や女性ホルモンが関係して起こる病気や行動を抑えられます。

  8. 猫の避妊手術

    猫の避妊手術

    避妊手術をすることで望まない妊娠を防ぎ、発情期のトラブルもなくすことができます。

  9. 犬の去勢手術

    犬の去勢手術

    オスの生殖器に関連する病気は高齢で起こるものが多いですが、去勢手術によりこれらの病気の予防効果が期待できます。

  10. 猫の去勢手術

    猫の去勢手術

    去勢手術を行うことで、望まない出産を予防できるだけでなく、攻撃性が緩和され問題行動が少なくなります。

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