一般診療

皮膚科

主な症状 :毛が抜けてしまう、痒がる仕草が多くなる、皮膚が脂ぎってしまう、発疹が出る

皮膚が人よりも薄くて繊細なので、皮膚のトラブルがとても多いです。
*当院では、アレルギー検査も行っているのでぜひご活用ください。

皮膚科診療の一部をご紹介します。
【 アトピー性皮膚炎 】
長期間続くかゆみを特徴としたアレルギー性の皮膚炎です。主に花粉やハウスダストなどの環境中に存在する物質が原因となって起こるものです。
症状としては、長期間続くかゆみ、脱毛、皮膚が黒くなる色素沈着などがあります。
特に顔周りや足先、脇や内股に症状が出やすく、かゆみがずっと続くと皮膚を掻きこわしてしまったり、皮膚がかたくなってしまう場合もあります。
アトピー性皮膚炎では、原因のアレルゲンによっては症状に季節的な変動が認められることがあります。
スギ花粉が原因なら春季に悪化、ブタクサ花粉が原因なら秋季に悪化します。ハウスダストが原因の場合は、四季を通して症状を認めることも少なくありません。
また、外耳炎の併発も多くみられます。
治療方法は、薬物療法や、定期的なシャンプーや保湿、皮膚の保護、生活指導など症状に合わせて様々です。

【 膿皮症 】
皮膚の表層、および毛穴(毛包)の中に常在するブドウ球菌による皮膚炎です。ブドウ球菌は「常在菌」といって健康な皮膚にも存在しており、普段は悪さをしません。しかし何らかの原因でブドウ球菌が過剰に増えてしまったり、皮膚のバリア機能が低下してしまったりすると、皮膚炎を引き起こすことがあります。
多汗症やアトピー性皮膚炎、免疫力の低下やストレスなどが原因に考えられます。症状としては、かゆみ、発疹、脱毛、黄色っぽいフケなどがみられます。特に背中や腹部には症状が出やすく、細菌が好む高温多湿の季節に症状が悪化する傾向があります。
治療方法は、主にスキンケアを行い、症状に合わせて薬物療法やストレスケアなども行います。

【 ノミアレルギー性皮膚炎 】
ワンちゃんの体内に入ったノミの唾液に対して起こるアレルギー反応です。また、ヒトにも感染してかゆみや皮膚炎が生じることもあります。
症状としては、広範囲にわたる強いかゆみや脱毛、ブツブツした発疹ができたりします。
背中から尾にかけて、後ろ足、腹部は特に症状が出やすいです。ノミの活動が活発になる季節には予防をしっかりすることが大切です。

【 外耳炎 】
外耳道(耳の穴の部分)の炎症です。
ワンちゃんの皮膚病の中でも、アトピー性皮膚炎、脂漏症、食物アレルギーなどでは外耳炎の併発が多くみられます。
症状としては、耳が赤くなる、黒い耳垢が出る、においがきつくなるといった症状がみられます。
外耳炎は様々な要因が複雑にからんで発生します。そのため、それぞれのケースで外耳炎を起こしている原因を特定し治療を行う必要があります。
耳をかゆがる、頻繁に頭を振る、耳を床に擦り付けるといった仕草も外耳炎のサインなので、注意しておきましょう。

【 毛包虫(ニキビダニ)症 】
毛穴に寄生する毛包虫(ニキビダニ)が原因となって起こる皮膚病です。
まだ免疫がしっかり備わっていない若齢期や、他の病気で免疫が落ちている時に毛包虫が増えやすく、皮膚炎を引き起こします。
子犬はお母さんから母乳をもらう時にうつってしまうこともあります。
特に顔周りや足先に症状が出やすく、ブツブツした発疹や脱毛、赤みなどがみられます。

【 皮膚糸状菌症 】
真菌(いわゆるカビ)による犬猫の皮膚疾患です。
皮膚糸状菌が感染した毛との接触でも感染したり、土の中に生息している皮膚糸状菌が感染することもあるので、砂遊びをするワンちゃんでは注意が必要です。
人にも感染することがあり、感染した場合は赤くて丸いドーナツ型の発疹ができたり、かゆみを引き起こします。ワンちゃんでは菌に触れやすい鼻先や足先から症状が出はじめることが多く、脱毛や赤み、フケなどがみられます。

【 季節性脱毛症 】
シュナウザー、ボクサー、イングリッシュ・ブルドッグ、エアデール・テリアの3~6歳で発症するケースが多く見られています。
秋から冬にかけて脱毛し、春~夏に育毛を認めます。多くのケースでは季節の移り変わりと共に脱毛の再発が認められますが、1回きりの発症というケースもあります。
症状は背中から腰にかけて、境界が明らかな脱毛と色素沈着が見られます。また脱毛した後、新しく生えてきた毛の色が濃くなったり薄くなったりすることがあります。多くの場合、かゆみはありません。
病態は完全に解明されていませんが、特定の犬種で好発することから遺伝的な要因を考えられております。
自然に毛が戻ってくることが多く、体調の異常などは起こらないのでその点は安心ですが、症状の似ている他の病気の可能性もあるため注意が必要です。

一般診療

  1. 消化器科

    消化器科

    主な症状 : 嘔吐をする、下痢をする、食欲がない 中には「なんとなく元気がない」などといったあいまいな症状の場合もあります。

  2. 循環器科

    循環器科

    主な症状 :咳をする、疲れやすい、呼吸がはやい *当院では月に2回、循環器科の専門医による診察を行っております。 予約制になりますので、受診を希望される方はご連絡ください。

  3. 皮膚科

    皮膚科

    主な症状 :毛が抜けてしまう、痒がる仕草が多くなる、皮膚が脂ぎってしまう、発疹が出る 皮膚が人よりも薄くて繊細なので、皮膚のトラブルがとても多いです。

  4. 眼科

    眼科

    主な症状 :涙や目ヤニが多い、白目が赤い、瞼の腫れ、目の痒み 目の異常は突然起きることが多いです。

  5. 腫瘍科

    腫瘍科

    主な症状 :皮膚のしこり、ただれ、痛み、元気・食欲の低下 良性のため無治療で様子を見る場合もあれば、悪性腫瘍ですぐに治療が必要な場合もあります。

  6. Vets Club

    「ベッツクラブ」は、当院に来院されているワンチャン・ネコちゃんに対する予防医療の充実と、 加齢による老齢疾患の早期発見・治療をするための制度です。

  7. 犬の避妊手術

    犬の避妊手術

    避妊手術を行うことで、女性ホルモンを分泌する卵巣がなくなるため発情がなくなり、妊娠や女性ホルモンが関係して起こる病気や行動を抑えられます。

  8. 猫の避妊手術

    猫の避妊手術

    避妊手術をすることで望まない妊娠を防ぎ、発情期のトラブルもなくすことができます。

  9. 犬の去勢手術

    犬の去勢手術

    オスの生殖器に関連する病気は高齢で起こるものが多いですが、去勢手術によりこれらの病気の予防効果が期待できます。

  10. 猫の去勢手術

    猫の去勢手術

    去勢手術を行うことで、望まない出産を予防できるだけでなく、攻撃性が緩和され問題行動が少なくなります。

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