一般診療
犬の避妊手術
【 犬の避妊手術とは… 】
卵巣と子宮を摘出する卵巣子宮摘出術や、卵巣のみを摘出する卵巣摘出手術を行います。
メスは一般的に生後6~10ヶ月ごろに性成熟を迎え、初めての発情が見られます。その後、5ヶ月〜10か月の周期で発情が認められ、発情期間は妊娠・出産が可能になります。
避妊手術を行うことで、女性ホルモンを分泌する卵巣がなくなるため発情がなくなり、妊娠や女性ホルモンが関係して起こる病気や行動を抑えられます。
【 避妊手術のメリット 】
卵巣や子宮の病気を予防することができます。
例えば、子宮蓄膿症という子宮の中に膿が溜まる病気や、卵胞嚢腫などの卵巣疾患などです。特に「乳腺腫瘍」は最初の発情前に手術することで、
発症のリスクをかなり低くすることができると言われています。
また、犬の生理(発情出血)によるトラブルがなくなります。
犬の生理(発情出血)は、生後6~10ヶ月ごろから約半年に1回見られるようになります。食欲や元気が減少したり、落ち着きがなくなったりする様子がよく見られます。
また、生理後には、ホルモンの影響で妊娠していなくても妊娠したときと同じように体が変化することがあります(生理的偽妊娠)。
偽妊娠になると、食欲減退やつわりが起きたり、乳房や腹部が膨らむこともあり、
ぬいぐるみやおもちゃなどを手放さず、まるで子育てをしているようにふるまったりするといった行動が見られることもあります。
こうした状態になると、神経質になりストレスを感じやすくなりますが、避妊手術によりそのようなストレスをなくすことができます。
【 避妊手術のデメリット 】
避妊手術は全身麻酔をかけて行うため、一定のリスクはあります。麻酔前検査を行ったうえで実施可能と判断した場合のみ実施します。
また、避妊手術後は、ホルモンの影響で手術前よりも食欲の増進や代謝エネルギー量の減少が見られ、太りやすい傾向があります。
手術後は、食事の量を調節したり低カロリーのフードに変えることや、適度な運動を続けたりすることでそのリスクを軽減させることが望ましいです。
また手術を行ったら絶対に繁殖することはできません。どうしてもこの子の子孫を残したい、という場合にはよく検討し、計画的に進めましょう。
一般診療
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消化器科
主な症状 : 嘔吐をする、下痢をする、食欲がない 中には「なんとなく元気がない」などといったあいまいな症状の場合もあります。
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循環器科
主な症状 :咳をする、疲れやすい、呼吸がはやい *当院では月に2回、循環器科の専門医による診察を行っております。 予約制になりますので、受診を希望される方はご連絡ください。
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皮膚科
主な症状 :毛が抜けてしまう、痒がる仕草が多くなる、皮膚が脂ぎってしまう、発疹が出る 皮膚が人よりも薄くて繊細なので、皮膚のトラブルがとても多いです。
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眼科
主な症状 :涙や目ヤニが多い、白目が赤い、瞼の腫れ、目の痒み 目の異常は突然起きることが多いです。
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腫瘍科
主な症状 :皮膚のしこり、ただれ、痛み、元気・食欲の低下 良性のため無治療で様子を見る場合もあれば、悪性腫瘍ですぐに治療が必要な場合もあります。
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Vets Club
「ベッツクラブ」は、当院に来院されているワンチャン・ネコちゃんに対する予防医療の充実と、加齢による老齢疾患の早期発見・治療をするための制度です。
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犬の避妊手術
避妊手術を行うことで、女性ホルモンを分泌する卵巣がなくなるため発情がなくなり、妊娠や女性ホルモンが関係して起こる病気や行動を抑えられます。
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猫の避妊手術
避妊手術をすることで望まない妊娠を防ぎ、発情期のトラブルもなくすことができます。
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犬の去勢手術
オスの生殖器に関連する病気は高齢で起こるものが多いですが、去勢手術によりこれらの病気の予防効果が期待できます。
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猫の去勢手術
去勢手術を行うことで、望まない出産を予防できるだけでなく、攻撃性が緩和され問題行動が少なくなります。